渋谷で働く社長の告白 インターネットバブルの怖さ

以前、上坂徹著の「リブセンス<生きる意味>」という史上最年少で東証1部に上場したリブセンスのノンフィクションを読みました。

その中でリブセンスの社長村上が「渋谷で働く社長の告白」を愛読しているという話があり読んでみることに。

サイバーエージェント社長藤田晋さんの本になり、サイバーエージェント社の立ち上げから2005年までの話になっています。

今まで読んできた起業に関する本はほとんどがビジネスにしたことがありそれをサービスにしていくというものがほとんどでしたが、これは「21世紀を代表する会社をつくる」という目標が先にありサービスがその後についてくるというもので、おそらくほとんどの起業関連と逆の流れになっています。

 

この本では立ち上げとインターネット・バブルについてページがかなり割かれています。

インターネット・バブルとは1999年から2000年のIT 関連の株価が異常に上昇したことを指し、サイバーエージェント社もインターネット・バブルによって株価が上昇し、2001年に弾けたことで大きな窮地に立たされていました。

ベンチャーオブザイヤーに選ばれ、上場し上り調子だったのが一転してバブルが弾けて窮地に立たされる様は読んでいてなかなかドキドキします。また、弾けたあとの社員の流出や買収の危機など様々なことが書かれており面白いです。2001年に社員の士気向上を目的として役員報酬を0にして所持していた株式当時の時価で7億強を全社員に無償で配ったそうです。その結果、士気が上がるどころか株をもらってすぐに辞める人が続出したなど、藤田晋当人が書いた本ならではと思います。

渋谷で働く社長の告白

文体は読みやすく、ページ数もそんなに多くないのでサクッと読めます!

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